世界樹の迷宮X を語る
目次
世界樹の迷宮Xとは
・アトラスより発売された3DダンジョンRPGである。発売は2018年
・初代はニンテンドーDSで発売。DSの系譜では最後の作品になる(と発表された)作品
・高い難易度やゲームブックのような世界観がウリ。近年では複数の難易度が搭載されている
・総集編と銘打たれた今作の登場職業はシリーズ随一の全19職。過去作品のダンジョンも登場する
・また、過去作のキャラクターも登場しておりシリーズファンを楽しませてくれる作品
・古き良きターン制コマンドRPG。キャラメイクしたキャラクター達で冒険をするならこのシリーズ
・Wizライク、ビルド/キャラ育成、戦闘重視、この辺の単語がツボな人はクリティカルヒットするかも
ストーリーを語る
なんか財宝が隠されてる島に国を繁栄させる秘宝があるから探しにいこーぜ!
以上
ぶっちゃけ世界樹シリーズでストーリーを重視する人は居ないと思われるのでほとんど割愛
王道の薄味ストーリーなので可もなく不可もなく。あ、でもNPCは相変わらずイイキャラしてる
戦闘システムを語る
難易度は全部で3種類+1種類
HEROICとEXPERTは戦闘のバランスは同一であると発表されている
HEROIC限定の要素はギルドカードに難易度が表示されるのみ
じゃあHEROICの存在意義ってなに?っていう疑問は開発にでも投げつけておこう
世界樹Ⅲからその傾向はあったが、今作は回復職無しでも余裕なバランス(HEROICで確認)になった
今作は回復をできる職が非常に多いのでアイテム+各職のスキルでも普通に立ち回れる
かといってメディックが要らないわけではなく、普通に役割は残っているのが好印象
19職もある今作は職バランスが不安というボウケンシャーも多いだろうが
19職もある割にそこまで必須職も居ないので割とどんな構成でも対応しやすいバランスになっている
ただそれでも比較をしてしまうのが人間、悲しいかな
どうしても相対的に強い職業があるし相対的に弱い職業も居るのは事実である
世界樹Ⅳの頃のようなヌルすぎる難易度ではないが、ほどよく刺激のある難易度に仕上がった今作
人によってはヌルいという評価もあるが、初代ばりに締め付けると要らない職が出るのは想像に難くない
また、世界樹Ⅲから搭載されたサブクラスが今作ではクロスという名の復活をしている
二つ名とかいうクソ要素は残念ながら無くなった
大雑把に言うならばⅣのシステムをそのまま引き継いだ形になっている
ちなみに序盤がTPカツカツでクソゲーとかいう評価をする人間も居るようだが
序盤のボスが硬くてターン数がかかるのは事実である。まあ構成によってはTPも切れるだろう
しかしそれで倒せないということはなく、べつにカニ歩きでフロアを歩いてレベリングする必要はない
普通*に歩いて普通*に倒してる程度のレベルさえあればHEROICでもクリアできるのが今作だ
*筆者の普通が個々人の普通と一致するかは保証しないしする気もない
迷宮(ダンジョン)を語る
こんな辺鄙なところにまで来るボウケンシャー諸君なら既にご存知かと思われるが
今作は過去作の迷宮も登場する。過去作の迷宮がどの程度使われているかというと
- フロア構成は過去作と一緒(一部違う点はある)
- 敵の構成は少し変わっている
- ボスのパターンも変更されている(耐性が変更されているケースもある)
- ミニイベント(アドベンチャーエピソード)も多少の変化がある
- 迷宮BGM、戦闘BGMはアレンジされている
以上である。人によっては使い回しかもしれないし、またある人にとっては懐かしの迷宮かもしれない
ちなみに筆者は後者の人間である。ていうか初代~Ⅴの迷宮の構成を全て覚えてる人間とか居ないと思う
ちなみに各迷宮の構成としては過去作の迷宮が8割、本作の迷宮が2割の割合である
若干手抜きな感じがしなくもないが、本作の迷宮の出来がよろしくないのも相まって、正直評価に悩む
どこが悪いってまあ色々気になる部分はあるのだが
本作の迷宮の全部が同じ風景なうえに、ほとんどギミックが同じ
という部分が一番気に食わない。多少の変化はあれど3つ目辺りでものすごいマンネリを感じる
BGMを語る
よくクソゲーの条件として「BGMがやたら褒められる」を挙げる人間が居るが
それはクソゲーを褒める為の常套句ではなく、そこしか褒めるところが無いからである
それを前提に今作のBGMを語らせてもらうと、
世界樹Ⅲのアレンジ戦闘BGMしゅごいよおおおお!
初代のアレンジ戦闘BGMもめっちゃ好みだけど表のラストボスのBGMもカッコいいのおおお!おほおおお!!
いささか取り乱したが、普通に楽しめる作品でも良いBGMは良いのである
そこを勘違いしないで頂きたい
ていうか減点方式だとそういう風に見えるけど、加点方式だとそうは見えないって話だよコノヤロウ!
まとめ
総評としては
ファンならオススメ、新規は戦闘だけを求めるならオススメ
である。過去作を楽しんだシリーズファンの熟練ボウケンシャーなら今作を楽しめるだろうし
逆に過去作を遊んだことのない新規層は楽しみづらい要素が各所にあるのも否定はできない
良くも悪くも総集編みたいなポジションなので決して悪い出来ではない
しかし手放しで褒められる出来でもなく新規迷宮のギミックが微妙だったりとダメな点もある
正直新規の人間はコレから始めるより世界樹の迷宮Ⅳから始めた方が楽しいと思う
かなりヌルめのバランスにⅢより整備されたサブクラス、そして迷宮のバリエーション
何より3DSで遊べるという3つの点があるので非常にとっつきやすい。あと廉価版があるので安い
あとがき
シリーズ経験は初代~Ⅴはプレイ済み。新世界樹シリーズ、セカダンは未プレイ
選択した難易度はHEROIC
プレイ時間は80時間でした
ヒロ/ハイ イン/パラ ショー/ブシ
プリ/ミス ガン/セス
でストーリーはクリア。発売日にDL版を買ったわけですが、えらい時間がかかりました
個人的な評価としては
Ⅲ≧Ⅳ>X>>初代>>>>>Ⅴ≧Ⅱ
ぐらいのポジション。やっぱりサブクラス搭載作品と金グン子がナンバーワン!
3DSで出す最後の世界樹らしいですが、年々売上が落ちつつあるのとシリーズの長寿化でそろそろ限界かな?
といった感じ。Switchとか次の後継機辺りでまた出してほしいものです
それでは、今日も明日も良きゲームライフを
BALDR SKY Dive1 + Dive2を語る
BALDR SKY(バルドスカイ)とは
- 戯画(ぎが)より発売されたアダルトゲームである。発売はどちらも2009年
- 近年の作品では珍しい、二本で初めて完結する作品。分割商法と侮るなかれ
- Dive1では3人のヒロイン、更にDive2では3人のヒロインを攻略して真相に迫る
- ジャンルはADV+ACT
- アドベンチャーパートとアクションパートの二つを使い分けて進行していく形式
- アクションパートは2D型アクションになっていて、複数の武器を連携させてコンボが可能
- 戦闘のみが遊べる体験版がある辺り自信の程が伺える
- ストーリーは近未来のサイバーパンクな世界観が舞台
- ロボット、仮想空間、近未来、この辺のキーワードがぶっ刺さる人は間違いなくクリティカル
- ちなみにロボットは実際に搭乗するわけではなく、仮想空間での兵器として使われる
ストーリーを語る
サイバーパンクということで現代とは違い、ネットがすごい発達していたり
AIと反AIという概念が存在しているので、これでもかと固有名詞が出てくる
しかしファルシのルシがコクーンでパージよろしく、プレイヤーが置いてけぼりにされることはない
定期的に劇中で特定の単語の説明をしてくれる為、基本的に遊んでる内に覚える
Dive1のみだと伏線は回収されるどころか、ばら撒いて終わるパターンが非常に多い
Div2では逆にばら撒いた伏線を回収に走るので今度はちょっと存在が空気になるヒロインも居る
しかも、ド直球な王道なので正直なんとなく読める伏線も多い。たまに隠す気のない伏線もあるし
しかし終盤の展開は所謂「燃える」展開で分かっていても男の子としては非常に面白かった
個別ルートに関しては順番が固定。全てを見ることによって伏線回収、完結に至るので
所謂一本道タイプ。ていうかメインヒロインは露骨にメインヒロインしてるので逆にすっきりする
バトルシステムを語る
まず結論からいうと今作のバトルシステムは非常に評価が高く
「CS(家庭用ゲーム)を含めても随一」とか「アクションゲームとして非常に優秀」
なんて感想がそこかしこに転がっている。ちなみに自分の感想は微妙の一言に尽きる
正直この程度なら二流クラス、他にいくらでも質の良いアクションは有ると声を大にして言いたい
そんなこと言ったらファンからボロッカスにされそうなのでここでしか書かないが
個人的にすごく気になった点としては
- コンボゲーを推奨してる割にコンボを妨害するシステムと敵
- Y軸(高さ)の概念を導入してる割に高さがクソ分かりづらい戦闘画面
- 難易度を上げる為だけに配置される雑魚の群れ+スーパーアーマー
- ステージの隅から狙撃をするだけの敵
- クソみたいなロックオンシステム
この5点がすごいストレスフル
正直語りだすと止まらないので出来るだけ分かりやすくまとめると、
- 体力が一定以下になった途端に地雷(踏むと強制ダウン)をガン逃げしながら撒いてるボスとか
- 高々度コンボを決めたら着地点に群がっていてタコ殴りにしてくる雑魚の群れとか
- スーパーアーマーが強すぎてアーマーを壊す始動技を強制されるアーマー持ちの多さとか
- ステージの隅っこで延々と狙撃してコンボを中断させてくる雑魚敵とか
- 一度攻撃をし始めると攻撃を止めるまで勝手に敵をロックオンするせいで上手く立ち回れないとか
開発はコンボゲーをやらせたいのか射撃戦をやらせたいのかどっちなのかと問い詰めたくなる
コンボしている間はロックオンシステムは有用。しかし射撃を始めるとロックオンが邪魔というジレンマ
あと終盤になると恐ろしい反応速度と判定を併せ持ったボスが出てきてコンボゲーどころの話ではない
絶賛してる人を見ると実は別のゲームやってんじゃねえのかと疑ってしまうレベルである
作中のゲームミュージックを語る
これに関しては文句なしの二重丸。花丸もつけちゃう
Dive1の主題歌、挿入歌、Dive2の主題歌、EDに始まって
各シーンを彩るBGM群もよし
挿入歌のパラダイムシフトとDive2の主題歌Jihadはノリノリで歌えるレベルで好み
特に挿入歌は作中でも特に盛り上がる場面だけで使われるので素晴らしい
まとめ
- プレイ時間はDive1で30時間
- その後にDive2をやる前にもう一度最初からDive1をやって30時間
- 最後にDive2をやって40時間。累計100時間のプレイ
- 使用コントローラーはXbox oneコントローラー
- 難易度ノーマルで攻略
まず最初に、えっちぃシーンは基本的に評価外なので省きました
購入した動機は「戦闘が面白いアダルトゲーム。CSにも勝るとも劣らない」という評判でした
一応体験版を遊んでみても、「割と面白いじゃん!」と思って購入
しかし実態はストレスフルな戦闘で、そこまで期待しなかったストーリーが素晴らしかったというオチ
最終的に文句言いながらもストーリーが面白かったので100時間遊びました。てへっ
2009年の作品故に古臭い部分があると思いきや、UIは快適なので特に問題もなし
アダルトゲームならではのちょっとエグい描写もあってなかなか楽しみました
非常にオススメなので、初めてアダルトゲームを手に取る方や
CSから更に手を広げる第一歩としては良いと思います
Dive1とDive2の二作で完結という分割型に見えますが、片方だけでもそれなりに長く遊べます
あとがき
ということで記念すべき○○を語るシリーズ第一弾はアダルトゲームのBALDR SKYでした
2009年とか、この記事が書かれた時点でも既に9年前じゃねえか!って感じがしますが
そこはそこ。それはそれ。ということで一つ・・・
それでは、今日も明日も良きゲームライフを
はじまり
せっかくなので語りを見てもらう前に私の情報を仕入れてもらおうと思います
ピークが過ぎてるブログで、新規で、しかも大したこと書いてないブログの
プロフィールをわざわざ読み込む奴なんか居ないって?
すごく同意します!
しかし初回から書くこともないのでとりあえず書いておきます
ゲームを語るうえで何を重視するかだけ簡潔に書いてみましょう
- ゲーム性
- ストーリー
- UI
基本的にこの3つ。ね、簡単でしょう?
-
ゲーム性
一言で片付けると大雑把すぎるので補足
RPGなら戦闘システムやバランス面
アクションなら操作性を含めたシステム面
執筆者の傾向として、ゲームゲームしてるゲームが大好きなので
ストーリーはプラスにもマイナスにもならない場合が多いです
ストーリー目当てで買った場合はこれに限らないですが。
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ストーリー
文字通り物語の面白さ。ストーリー目当てで買った場合は
この項目が一番ポイント高い。次いでUI、最後にゲーム性
ていうか説明不要ですよね
-
UI
メニュー画面の使い勝手や、リトライまでに要する時間、その他色々
要するにゲームの遊びやすさ。ここを疎かにするゲームはアウト
例外なくクソゲー判定下してもいいレベル